こんにちは！私は内科クリニックで医療事務として働く子育てママです。この記事では、医療事務とメディカルクラークの違いについて詳しく解説します。
私自身、子育てをしながら医療事務の資格を取得しましたが、医療事務は、子育てしながら、もしくは仕事をしながら資格を取ることが出来るので、転職やキャリアアップを考えている女性に人気が高いお仕事です。
実際に資格を取る事を検討している方も多いと思いますが、医療業界で働くことを目指す中で、「メディカルクラーク」をはじめ、様々な職名があり、違いに迷っていませんか？
この記事では、メディカルクラークの仕事に興味を持っている方に向けて、医療事務とメディカルクラークの違いについて、管理人が調べた情報を詳しく解説しながら、体験談も紹介します。
医療事務とメディカルクラークの違い
「メディカルクラーク」は医療事務資格の中の1つで、職務の内容は医療事務とほとんど違いがありません。
「クラーク」とは英語で「事務員」という意味ですので、メディカルクラークを直訳すれば「医療的な事務員」となり、ニュアンスには医療事務と同じという事になります。
医療事務とメディカルクラーク：役割の違い
医療事務の役割
医療機関では、受付業務や会計、診療報酬請求などを担当します。医療保険制度の知識と正確な事務処理能力が求められ、医療現場の基盤を支える重要な役割です。
メディカルクラークの役割
メディカルクラークは、医師や看護師のサポートを中心に、患者との直接的な接点が多い職種です。医療現場での円滑な運営を支えるために、コミュニケーション能力が求められます。
医療事務とメディカルクラーク：求められるスキル
医療事務に求められるスキル
正確な事務処理と医療ソフトウェアの操作能力が求められます。これにより、医療機関での効率的な業務運営が可能になります。
メディカルクラークに求められるスキル
コミュニケーション能力や医療知識（専門用語の理解）が求められる
※メディカルクラークに近い職種として、医療事務のほかに医師事務作業補助者（ドクターズクラーク）という仕事があります。これらの職種には共通点もありますが、業務内容が少しづつ違ってきます。
メディカルクラークと大きく異なる部分は、患者さんやご家族、面会者への対応などの業務がほとんどない点です。
それぞれの仕事に特徴があり、業務内容を事前に選んで応募できる場合には、どのような仕事が自分に合っているか見極めてから応募するのがいいと思います！
メディカルクラークとは？
メディカルクラークの定義
メディカルクラーク（医療事務員）は、医療機関での事務業務を担当する専門職です。主な役割は、医療機関での受付、患者のデータ管理、診療報酬請求、カルテの管理、そして医師や看護師のサポートなどです。
メディカルクラークは、次のような業務を行います：
データ管理: 患者のデータ入力、カルテの整理、医療情報の管理
診療報酬請求: 保険請求書の作成、診療報酬の計算と請求
連絡・調整: 他の医療機関との連絡や調整、患者への連絡など
医師・看護師のサポート: 書類作成、診療に必要な物品の管理、患者の誘導
医療機関の運営に不可欠な役割を担っており、その業務は多岐にわたります。
メディカルクラークの資格試験もあり、医療事務の専門知識を身につけることが重要となっています。
メディカルクラークの資格
メディカルクラークとして働くためには、特定の資格は必須ではありませんが、多くの人が「メディカルクラーク検定」を取得し、専門知識を身につけています。これにより、医療現場での業務がスムーズになります。
メディカルクラークの資格を取得することで、医療現場での事務業務をスムーズに行うためのスキルが身につきます。また、医療事務の専門知識を持つことで、就職やキャリアアップの際に大きな強みになります。
メディカルクラークに求められるスキル
メディカルクラークに求められるスキルはいくつかありますが、以下に主なスキルをまとめてみました。
- コミュニケーション能力:
- 患者や医療スタッフと円滑にコミュニケーションを取るためのスキル。
- 患者への説明や対応、医療スタッフとの調整など。
- データ入力および管理スキル:
- 患者情報や診療記録の正確な入力と管理。
- 医療ソフトウェアの操作スキル。
- 事務処理能力:
- 診療報酬請求書の作成や保険手続きなど、各種事務作業の処理スキル。
- 簡単な会計や経理の知識。
- オーガナイズ能力:
- 多岐にわたる業務を効率よくこなすための計画性と時間管理能力。
- 書類やカルテの整理整頓スキル。
- 対人対応スキル:
- 患者対応やクレーム処理など、人と接する場面での対応スキル。
- 丁寧な対応と信頼関係の構築。
- 法的・制度的知識:
- 医療保険制度や診療報酬に関する知識。
- 関連する法規や規則の理解。
- 柔軟性と適応力:
- 医療現場は制度の変更等が多いため、新しいシステムや手続きに柔軟に対応する能力。
これらのスキルを身につけることで、メディカルクラークとしての業務を効果的に遂行することができます。どのスキルも重要ですが、特にコミュニケーション能力とオーガナイズ能力は、日々の業務で大きな役割を果たします。
メディカルクラークが活躍する場所
メディカルクラークの主な勤務先は、病院やクリニックとなります。
現在では規模を問わず多くの病院やクリニックでメディカルクラークが活躍しています。
メディカルクラークの種類（病棟クラークと外来クラーク）
メディカルクラークは、主に、病棟クラークと外来クラークの2種類に分かれます。
違いは、入院患者さんへの対応（病棟勤務）、外来患者さんへの対応（外来受付勤務）です。
これらの違いを理解することで、自分の適性や興味に合ったクラークの役割を見つけやすくなると思います。
どちらも重要な役割を果たしており、医療現場での円滑な運営に欠かせない存在です。
病棟クラーク
入院患者の受付、案内
入退院手続きのサポート
病棟内でのカルテや医療記録の管理
患者やその家族との連絡・調整
医師や看護師のサポート
病棟内の物品管理
外来クラーク
外来患者の受付、予約管理
診察の案内、問診票の記入指導
診療報酬請求事務
カルテや診療記録の管理
医師の診察サポート
保険手続きや会計業務
医療事務とは？
医療事務の定義
医療事務は、医療機関での事務作業全般を担当する職種です。主に、診療報酬の請求や患者さんの受付対応、電話応対などを行います。
医療事務の資格
医療事務になるためには、特定の資格が必要ではありませんが、医療事務検定や医療事務講座を受講し、知識を身につけていると就職が有利です。
医療事務の求められるスキル
医療事務には、パソコン操作やコミュニケーション能力、正確な事務処理能力が求められます。また、医療保険制度についての知識も重要です。
医療事務については下記ページをご覧ください。
私が医療事務の仕事をしている理由
私が医療事務の仕事を選んだ理由は、子供の成長とともに病院にお世話になることが増えていく中で、人々の健康を支える一員として働きたいという思いが生まれてきたことに加え、自分の得意分野を活かせる環境を求めていたからです。
さらに、仕事と家庭の両立が可能なところも重要なポイントで、長期的なキャリア形成ができる点も大きな魅力でした。
私は、医療事務の仕事を始めてから「メディカルクラーク」という職種があることを知ったので、メディカルクラークという仕事を選ぶという選択肢はなかったのですが、今後はメディカルクラークの資格取得も視野に入れ、より専門性を高めていきたいと考えています。
メディカルクラークの仕事は医療事務と似ていますが、より専門的な知識や資格が求められる職種ではないかと思っています。
メディカルクラークに向いているのはどんな人？
メディカルクラークに向いているのは、次のような特徴を持つ人です：
１．コミュニケーション能力が高い人:
- 患者や医療スタッフと円滑にコミュニケーションを取ることができる人。
- 患者の不安を和らげ、信頼関係を築ける人。
２．細かい作業が得意な人:
- データ入力やカルテ管理などの細かい作業を正確に行える人。
- ミスを防ぐために注意深く作業できる人。
３．オーガナイズ能力がある人:
- 多岐にわたる業務を効率的にこなすための計画力と時間管理能力がある人。
- 書類やカルテを整理整頓することが得意な人。
４．柔軟性がある人:
- 医療現場は変化が多いため、新しいシステムや手続きに柔軟に対応できる人。
- 突発的な状況にも冷静に対処できる人。
５．対人対応が得意な人:
- 患者対応やクレーム処理など、人と接する場面での対応が得意な人。
- 丁寧で親切な態度を持ち、患者に安心感を与えられる人。
６．法的・制度的知識を持つ人:
- 医療保険制度や診療報酬に関する知識を持ち、法規や規則に基づいた事務処理ができる人。
・医師や看護師、他の事務員と協力して業務を遂行できる人。
・困難な状況でもチームの一員としてサポートできる人。
これらの特徴を持つ人は、メディカルクラークとしての業務を効果的にこなすことができ、医療現場での重要な役割を果たすことができます。
もし、あなたがこれらの特徴に当てはまると思うのであれば、メディカルクラークの仕事が向いているかもしれません。
メディカルクラーク従事者の体験談
ネットの口コミから
インターネット上で見つけたメディカルクラーク従事者の体験談をご紹介します！
これらの体験談から見てみると、メディカルクラークの仕事には多くの挑戦が伴いますが、やりがいも大きいと感じる方も多いようです。
興味があれば、さらに詳しい情報を調べてみてくださいね。
私の友人Aさんのリアルな体験談
メディカルクラークの資格を持っておらず、医療事務の資格のみ持っている場合でも、就職後、クラーク業務に配属されるケースもあります。実際に私の友人もそのような経験をしましたので、ここで友人から聞いたリアルなエピソードをお伝えします。
当初は総合受付業務を担当していましたが、配属先が変わり外来のメディカルクラークとして働くことになったそうです。
メディカルクラークに配属先が変わってから、患者さんとの直接対応が増え、初めは戸惑っていたものの、持ち前の明るさとコミュニケーション能力で患者さんから信頼を得るようになりました。
現在では、メディカルクラークチームのリーダーとして新人教育にも携わっています。
Aさんは、「医療事務とメディカルクラークの両方の経験が、自分の成長に大きく役立った」と話しています。
資格がない状態から、メディカルクラークのリーダーになった私の友人を見ていると、職場においては、最終的に適応能力が最も大切だと感じます。
まとめ
メディカルクラークは、医療現場の重要な「影の支え手」として、患者対応から診療報酬請求まで幅広い業務を担当します。医療現場の円滑な運営を支えるために、専門性を高めることが求められます。
メディカルクラークになるために資格や経験は絶対に必要ではありません。
無資格・未経験からスタートできますが、仕事をしていくには、医療・専門用語の知識が必要となってきます。
メディカルクラークを目指す際は、現場で活かせる知識やスキルの習得や医療系の資格取得も視野に入れて事前勉強をしておくのがベストですね！一緒に頑張りましょう！
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