調剤薬局事務と登録販売者、どっちがいい?子育てママが注目する資格の選び方

医療事務の仕事内容

こんにちは。医療事務資格を取得し、現在は医療事務として働いている子育てママのてりたまです。

「子育てしながらも将来に役立つ資格を取りたい!」
そう考えるママに人気なのが【調剤薬局事務】と【登録販売者】の2つの資格。どちらも医療・薬に関わるお仕事で、未経験からでもチャレンジしやすいのが魅力です。

でも、実際に資格を取るなら「どっちがいいの?」「子育てと両立しやすいのはどっち?」と悩んでしまいますよね。

この記事では、それぞれの仕事内容や資格の取りやすさ、将来性を比較し、あなたにぴったりの道を見つけるお手伝いをします。

調剤薬局事務と登録販売者の違いをわかりやすく比較!

仕事内容の違い

  • 調剤薬局事務は、薬局の受付やレセプト(診療報酬明細書)の作成、処方箋の管理など「事務系の仕事」が中心。患者さんとのやり取りもありますが、薬を販売したりはしません。

  • 登録販売者は、ドラッグストアなどで一般用医薬品(第2類・第3類)を販売する仕事。「販売のプロ」として、薬のアドバイスをする立場です。

働き方・勤務先の違い

  • 調剤薬局事務 → 調剤薬局・病院内薬局がメイン。パート・正社員どちらもあり。

  • 登録販売者 → ドラッグストアやホームセンターでの勤務が多く、土日勤務や遅番が求められることも。

収入や待遇の違い

  • 調剤薬局事務 → お住まいのエリアによりますが、一般事務のパートと同程度が多い印象。

  • 登録販売者 → 調剤薬局事務よりも高く、資格手当がつくことも。正社員登用にも強い。

項目 調剤薬局事務 登録販売者
仕事内容 処方箋の受付、レセプト業務、事務作業 一般用医薬品の販売、接客、薬のアドバイス
資格取得の難易度 比較的簡単(民間資格、短期講習で取得可能) 中程度(全国統一試験に合格する必要がある)
資格取得のコスト 数万円程度 数千円〜数万円(講座受講費用含む)
収入の目安 事務職レベル 販売職の平均以上、マネジメントで昇給可能
仕事の将来性 安定(全国に調剤薬局あり) 高い(OTC医薬品の需要増加)
キャリアアップの可能性 少ない あり(店舗マネジメントなど)

調剤薬局事務とは?資格の特徴と魅力

調剤薬局事務の主な仕事内容は、調剤薬局内で事務作業を行うことです。

具体的には、処方箋の受付、患者様の情報管理、薬剤師が調剤した薬の料金を計算する「調剤報酬請求」(レセプト業務)を担当します。

また、患者対応や薬局内での雑務も含まれることが多く、薬剤師のサポート役としての役目が大きいです。

薬に関する知識が求められますが、あくまで事務作業が中心です。薬そのものを販売したり、患者さんに直接薬を提供することはありません。

資格の取りやすさ・費用・学習期間

調剤薬局事務の資格は、国家試験ではなく、民間資格が中心です。たとえばJADP認定調剤薬局事務資格などがあり、通信講座や短期間の講習で取得可能です。
資格の難易度は比較的低いといわれており、未経験の方でもチャレンジしやすいのが特徴です。
試験は医療事務と共通する部分もあり、医療や薬に関する基礎知識、レセプト業務の基本を学ぶことで資格を取得することができます。
費用も数万円程度と比較的安価ですので、子育て中でも取り組みやすい資格の1つとされています。

仕事の将来性とキャリアアップの道

調剤報酬の請求業務は、薬剤師の負担軽減のための重要な仕事として位置づけられています。また、調剤薬局自体が全国に数多くありますので、求人も比較的多くあります。

ただ、給与に関しては、事務職の平均レベルとなっていますので、長く働いていても大きな収入アップは期待できないのが残念なところです。

ネットの口コミをみると、調剤薬局でのお仕事は、勤務日、勤務時間がきっちりしているところが多く、残業についても少ないところが多いようです。仕事とプライベートの両立はしやすいと思いますので、忙しい子育てママさんに向いているお仕事だと思います。

私の働いている医療クリニックも勤務日、勤務時間がきっちりしています。プライベートとの両立がしやすいので、子育てママにはとてもよい環境です。

登録販売者とは?資格の特徴と魅力

登録販売者は、一般用医薬品(OTC医薬品)を販売するための資格を持つ専門職です。薬局やドラッグストアでのOTC医薬品の販売が主な業務となります。

第2類・第3類医薬品を販売できる資格を持っています(第1類医薬品は薬剤師のみが販売可能)。

患者さんの症状やニーズに応じて適切な医薬品を提案する役割を担っており、薬に関する知識や接客スキルも求められるお仕事です。

販売だけでなく、薬の使い方や副作用についてのアドバイスも行うことがあるため、一定の責任が伴ってきます。

資格の取りやすさ・費用・学習期間

登録販売者は、国家資格ではありませんが、全国統一の試験に合格しなければなりません。試験範囲は広く、医薬品の成分や効果、副作用に関する知識、法規制について学ぶ必要があります。

合格率は約40〜50%程度と言われており、試験の難易度は調剤薬局事務に比べると高めです。

勉強時間は個人差がありますが、未経験者の場合、通信講座や専門の教材を使って数カ月から1年程度の学習が必要となってきます。

試験費用は数千円〜1万円程度ですが、講座の受講費用などを含めると数万円程度かかってきます。

仕事の将来性とキャリアアップの道

登録販売者の資格を取得すると、ドラッグストアやスーパー、ホームセンターなど、さまざまな場所での就業が可能になります。医薬品を販売できる資格のため需要があり、薬剤師に次ぐ役割を果たす存在として期待されているお仕事です。

薬剤師の人手不足が深刻な地域では、登録販売者の需要が高まっているといわれています。

登録販売者は、販売のスキルが上がると店舗のマネジメント業務に携わることができるチャンスもあり、キャリアアップも期待できます。給与面でも調剤薬局事務より高い傾向にあります。

子育てママにおすすめなのはどっち?

家事・育児との両立しやすさで選ぶ

  • 調剤薬局事務 → 平日昼間だけのパート求人が多く、家庭との両立がしやすい!

  • 登録販売者 → 土日勤務やシフト制が多く、預け先やサポート体制が必要な場合も。

スキルアップ・収入面で選ぶ

  • 調剤薬局事務 → 安定性重視。スキルアップの幅はやや狭い。

  • 登録販売者 → 将来的に店長候補や高時給も目指せる。長く働きたい人に向く。

自分の性格やライフスタイルに合うのは?

  • 調剤薬局事務 → コツコツ事務作業が好きな人、裏方で支えるのが得意な人

  • 登録販売者 → 人と話すのが好き、接客が苦にならない人

このような選び方がよいでしょう。

調剤薬局事務が向いている人の特徴

  • 事務作業が好きで、安定した職場を求めている人
  • レセプト業務や医療事務に興味がある人
  • 薬の知識は必要だが、直接患者に薬を提供する仕事は避けたい人
  • 比較的短期間で資格を取得したい人

→コツコツと仕事をこなすのが好きな人、安定を求めているお勧めです。

登録販売者が向いている人の特徴

  • 接客が好きで、患者に薬を提案したい人
  • 医薬品に関する深い知識を身につけたい人
  • 将来的にキャリアアップや収入アップを目指したい人
  • 国家試験のような試験に挑戦する意欲がある人

→将来的に正社員や管理職を目指したい人にお勧めです。

ダブルライセンスもアリ!両方取得するメリットと注意点

実は、両方の資格を持つ人も増えています!

  • 調剤薬局事務→登録販売者とステップアップ

  • 登録販売者→調剤薬局で働くために事務資格も取得

ダブルライセンスにすることで、就職・転職の幅がグンと広がります。ただし、最初から両方狙うと負担が大きいので、どちらか一方から始めるのがおすすめです。

登録販売者の資格を取った友人の体験談(実例紹介)

私の友人が登録販売者として働いています。

彼女はもともと家庭と両立できる仕事を探しており、子どもが小学校に入学するタイミングで「何か新しいことにチャレンジしたい」と考え、資格取得を目指すことにしました。

最初は勉強と家事・育児の両立に苦労したそうですが、毎日コツコツと学習を続け、1年かけて見事に合格することができました。

友人は現在、ドラッグストアで登録販売者として働いています。

実際に働いてみて、「お客様と直接お話しできるのがとても楽しい」と感じているそうです。

職場では頼られる存在になり、やりがいも感じているようです。

また、登録販売者の資格を持っていることで、キャリアアップのチャンスが多く、「正社員も目指せるし、やりがいもあって楽しい!」と話してくれました。

このような経験から、登録販売者は「接客が好きな方」や「将来的にマネジメント業務に携わりたい方」にとても向いていると感じます。資格を取得することで自信もつき、仕事の幅が広がるため、挑戦してみる価値があると思います。

まとめ|子育てママが自分に合った資格を選ぶために

調剤薬局事務と登録販売者、どちらも魅力的な資格です。

  • 家庭と両立しやすい【調剤薬局事務】

  • 収入アップやキャリアを目指せる【登録販売者】

あなたのライフスタイルや目指す働き方に合わせて選ぶことで、育児と両立しながら自分らしいキャリアを築いていけます。まずは「自分に合っているか?」を考えて、一歩踏み出してみてくださいね。

あなたのキャリア選びの参考になれば嬉しいです!

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